みなさんは毎日決まった時間に決まったことをしていますか?
一部の企業ではフレックスタイムなどが導入されたり、リモートワークが推奨されたりと労働に変革がなされている昨今ですが、多くの企業では定時出社と言う文化が根付いているのでは無いでしょうか。
その結果、「7時に起きて、8時に家を出て、9時に会社に着いて」と言ったように意識的では無いにせよ、毎日決まった時間に生活を送っている方も少なく無いかと思います。
社会人の方はともかく、多くの学生さんも「朝は6時に起きて、7時から部活をして、9時から授業を受けて」と学校がある日の時間の使い方はある程度固定されているかと思います。
長年にわたって形成されてきたこの時間の使い方に多くの人が気を留めないかと思いますが、クライアントやユーザーの心をつかむマーケティング、ことS N Sマーケティングにおいて、“時間”とは非常に重要なキーワードとなっています。
今回はSNSマーケティングをする上で絶対に身につけておきたい時間の使い方についてお伝えしようと思います。
今回の記事は以下の条件に当てはまった方にぜひ読んでいただきたいものとなっております!
・投稿をする時間を気にしたことがない
・S N S運用する際にターゲット層が明確ではない
・いいねなどエンゲージメントが伸び悩んでいる
・全てのS N Sに共通する汎用的な情報が欲しい
エンゲージメントが伸びない…その原因は投稿【時間】と【内容】の両方にあった!
いきなりですが、投稿する時間を変える“だけ“でエンゲージメント(Twitterでは“いいね“や”リツイート、Instagramでは“いいね”や“保存”など)が飛躍的に向上することは絶対にありません。これは断言できます。正直、S N Sにおいて、投稿時間“だけ“を改善するだけで驚くべきような成果が出ることはほとんどないのです。「それならやはり投稿時間を気にする必要ないのではないか?」と感じてしまう人も少なくないかと思います。
しかしながら、投稿時間と投稿内容の両方を考えることで飛躍的なエンゲージメントの増加が見込めるのです。
単体ではあまり意味がない投稿時間を料理に置き換えると“塩“などと言った”調味料“が当てはまるかと思います。それ単体で扱うことが多くない塩ですが、様々な料理や食材の良さを引き立たせる”調味料”というポジションでは抜群の持ち味を発揮するのです。
この例は投稿内容によって適切な時間が違うことも示しています。
料理とひとえに言えど、ホイップクリームの甘さやいちごの酸味が魅力のショートケーキからガツンとした辛さが魅力のチゲ鍋まで、その種類は多岐にわたります。
この例でお察しの方もいらっしゃるかと思いますが、適切な調味料はその料理によって大きく異なるのです。例えば甘いケーキを作る際に“塩”という“調味料“はミスマッチとなる可能性が高いです。一方でチゲ鍋に”砂糖”という調味料を投入することも“チゲ鍋”の良さを生かしているとは考えにくいです。
つまり、それぞれの投稿内容にはそれぞれの適切な投稿時間があるのです。
ここまでで、投稿時間だけを改善するだけでは成果は出ず、投稿内容との掛け算が成果を出す上で不可欠だと理解いただけたかと思います。
では次に、投稿時間の考え方をお伝えできればと思います。
届けたい相手によって投稿時間を変える?理想の投稿時間の考え方とは!
投稿時間を考える際に最も大切にしなければいけない考え方に“誰に届けたいのかを明確にする”というものがあります。
正直、投稿時間を考える上ではこれが全てと言っても過言ではありません。
と言うのも、“誰に届けたいのか”と言うターゲットを明確にすることによって様々な仮説を立て、その仮説に基づき投稿時間を考えることができます。
例えば、世帯年収400万円、同い年の夫と小学生の子供が二人の4人家族の40歳の専業主婦を想定し、自社の食器用洗剤を宣伝したいとします。そうなると夜の17時ごろに投稿することはあまり効果的ではないのです。何故なら17時に先程の条件の専業主婦は家族のために夕食を作っていることが想定できます。
では朝の10時ごろならどうでしょうか?
先程の条件の主婦であれば、これくらいの時間に夫や子供を送り出し、家事がひと段落ついて余暇を過ごしていると仮定することができるのではないでしょうか。すると朝の10時に投稿することが投稿を見てもらう上で効果的な時間だと判断できるかもしれません。
このように“誰に届けたいのか“を明確にすることで御社にとっての適切な投稿時間は導き出せるのです。
ここまでで、投稿時間を考える上で、“ターゲットの明確化“が重要だと伝えてきました。しかしながら投稿時間が大切な理由は他にもあるのです。次回の記事ではSNSのアルゴリズムの面からも投稿時間が大切な理由をお伝えします。
さいごに
今回の記事を読んだ方の中には、「誰に届けたのかわからない」や「自社のSNSを誰が見てくれているのかわからない」とお考えになる方も少なくないのではないかと思います。実際にそのような相談を受けることも少なくありません。
そのような方には”AI”の力を用いて、実際にSNSを閲覧しているユーザーを分析し、投稿時間をはじめとしたSNS運用のお手伝いをさせていただくことも可能ですのでお気軽にご相談ください。
弊社、FlamingJune合同会社ではInstagramの分析、企画、運用代行を行っております。本日お伝えした内容の他にもInstagramの運用について興味がある方はお気軽にご相談ください。