ECノウハウ

【担当者必見】ECサイトとは?基本的な出店方法とメリットを解説!

「自社でECサイト事業をやることになった!」

昨今のネット通販の市場規模はかなり成長しており、そんな中でECサイトを出店することになった事業者様も多いのではないでしょうか。

WEBにあまり馴染みのない方にとってはインターネット通販、ネットショップというと伝わりやすいですが、業界的にはECサイトというほうが使われている気がします。私たちは普段から何気なくECサイトという風に言いますが、全員にはなかなか伝わらない言葉なのでは?というのを感じています。

今回は、改めてECサイトとは何か、そして、ECサイト出店方法の違いや特徴などについてお話していきたいと思います。

ECとは!その発展の経緯

ではECとは何なのでしょうか。Electronic Commerce、日本語でいうと電子商取引でWeb、ネット上を通してモノやサービスを売買することをいいます。

EC自体の歴史は意外にも古く、楽天はEC事業を1997年からスタートしています。その後、インターネット回線も使い放題のADSL,光回線が当たり前になり、さらに2000年代初頭にかけてIT企業が一気に加速したことで様々なサービスが生まれEC業界は発展しました。

その中でも特に楽天やヤフーなどといったモール型のECは大きく発展しました。モール型とは、ECモールの中に複数のECサイトが出店されている形態のサイトのことを言います。その後、アマゾンの登場により、インターネット上でものを買う心理障壁が大きく下がりネットでモノを買うことが当たり前になってきました。

現在では楽天、ヤフー、アマゾンといったモール型に多数の企業が出品し、商品を販売しています。

ただ昔はモール型ECに出店する企業も少なかったものが、今では数えきれないばかりの店舗が出店をしています。

そのため、他企業と大きく差別化しないと埋もれてしまうというのが現状となっています。

参入企業が少なく、ライバルがいない時代とは違い、これといった対策をせずに出店しているだけでは売上はもうあげられない時代になりました。

商品力、顧客へのアプローチ、それぞれの季節における販売戦略、価格の見極め、発送のスピードなど細かいところを一つ一つ丁寧に行うなどの対策が必要になってきました。

とはいえ、楽天を代表するモール型で商品を検索するユーザーは多くいるので、まずECサイト事業をやることになった方は、モール型で出店するのか、自社ECサイトを構築するのか、または体力に余裕があるので両方手を出すのかをしっかり考えましょう。

モール型ECサイト風の画像

最近増加している自社ECとは

では先ほど出てきた自社ECについてですが、こちらは楽天やAmazonなどに登録せず、普通のホームページとしてEC機能がついたECサイトで展開することをいいます。

ここ3年ぐらいで自社ECは大きく流行を迎えています。

特にこのコロナによって直接顧客にむけて販売がしづらい時代になり、自社ECの構築を行う方々が増えてきています。

弊社のHPで自社ECについては色々なコラムを執筆しており、同時に自社ECサイトの構築をオススメしているのですが、改めてお話するとモール型よりも差別化がしっかりつけられる点が一番のメリットとしてあげられます。

また豊富な機能をともなったASP(インターネット上でアプリケーションを利用できるサービス)が格安で利用できるようになったのが大きな点といえるでしょう。

またASPが各種様々なサービスと連携しより顧客に提供できるものが広がりを見せています。

特に一番大きいのは決済サービスでしょう。AmazonPay、PayPayといった電子決済がECサイトにも普通に利用できるようになりました。

このAmazonPayはECサイト決済の3割近くをしめてきているともいわれています。

また各種バックエンド(物流や顧客管理)のシステムも自社ECのASPと連動しより効率化されています。

しかしASPも多数存在します。ではどのASPを選べばいいのでしょうか。

これは各専門家によって大きく分かれる点でしょう。

重要なのは、安すぎる、または無料のものを選んであとで後悔するというケースだけは避けていただきたいです。

安いものには理由があります。(SEOが弱い、操作が色々わかりにくい、デザインに制約がある、バックエンドが貧弱等…)もしこれを有料で作ってもらったなら最終的に作り直しなり、想定外の費用が発生するかもしれません。

それですと最初の構築費が無駄になってしまいます。

ではどれを選べばよいのでしょうか。

今一番の流行はShopifyです。まずはランニングコストがスタンダードだと月額およそ8500円で利用できます。

またカナダ発ということもあり様々なサービスとの連携が早いのも特徴です。

マイナスポイントは若干海外発ということもあり、デザインなどが日本語にすると何か違うという日本語との相性になるかと思います。

ただこちらの点も日々改善されているのでShopifyは非常に有効なASPといえます。

では日本発のASPではどこがよいのでしょうか。

これはもうランニングコスト次第です。

1万5千円以下に抑えたいのであればMakeshop。2万5千ぐらいまでだせるようであればFutureshopになるかと思います。

何故1万も差があるのかといいますと、デザイン拡張性はもちろん、機能の拡張性、バックエンドの充実、各種細かい機能まで行き届いているかどうかの差です。

弊社はFutureshopのパートナーでもありますのでこちらの構築には慣れがあり、スピード性をもって構築を行えます。

Makeshopだと機能的に不十分かといわれますと、十分な機能をもっています。

どのASPを用いても、総合的にECサイトは通常のWebサイトと違って構築費は高くなります。

そのため作り直しは極力避けたいところです。ですので、ECサイト構築会社と相談しどのASPにするかをしっかり相談しまた各種のASPの特徴もしっかり見極めた上で選ぶようにしましょう。

PCとショッピングカートの画像

最後に

弊社では自社でECサイトを構築される方に、各ASPの特徴を説明させていただいた上でどれにて構築するかをご説明いたしております。

ECサイトは構築してからが終わりではありません。本来構築が終わってからどのようなことを行っていくのか、どういったアプローチを顧客にかけるのか、販売戦略をどうかけていくのかが鍵になってきます。

ただASPのランニングコストが高すぎて今度はそういった施策が打てなくても意味がありませんので必ず月、ECサイトにどのくらいの予算を投じられるのかを考えた上で話を進めましょう。

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