みなさまご存知の通り、昨今、インスタグラムをはじめとしたSNSが急速に発展しています。
これまではプライベートで使用するだけであったSNSが徐々に、ビジネスにも導入され始めています。
そしてSNSを自社の活用やPRに導入しようとお考えの方も少なくないかと思います。
実際にSNSを利用して自社の効率的なPRに成功している企業様も多数いらっしゃいます。
しかし「どのようにしてインスタグラムをはじめとしたSNSを運用すればいいの?」「インスタグラムに何をすればいいの?」と言ったようなSNS運用についてお困りの方のご相談が日に日に増えております。
今回は、弊社がインスタグラム運用にまつわるご相談を受ける中でも、特に多い”インサイト機能”についてご紹介できればと思います。
今回、ご紹介する“インサイト機能”は、効率的なSNS運用に欠かせない機能であるにもかかわらず、使い方が複雑でなかなか使いこなせていない方が多い機能ですので、ぜひこの記事を最後までご覧いただきインサイト活用にお役立てくださればと思います。
今回の記事は以下の人に向けて作成した記事となっております。
・インサイトのお使い方がわからない方
・インサイトの導入を検討されている方
・効率的なインスタグラム運用法を知りたい方
では早速、今回の内容に入ろうと思います!
目次
インサイトってなに??
「そもそもインサイトって何?」このように思われた方もいらっしゃるかと思います。
「聞いたことはあるが、インサイトで具体的にできることがわからない。」インスタグラム運用のご相談をさせていただく中で、このようなお声を頻繁に耳にします。
一言で言えば、インサイトとは自分のアカウントにまつわるありとあらゆるデータを数値化したものになります。
「どれくらいの人が自分の投稿を見てくれたのだろうか?」や「自分の投稿を見てくれた人は何歳くらいなのだろうか?」など、ありとあらゆる疑問に対して定量的な答えを提示してくれる最強のツールなのです。
サッカー選手にとってスパイク、野球選手にとってグローブが重要であるようにインスタグラム運用にとってインサイトとは非常に重要な“相棒”であると言えます。
【使いかた】
では、そんな最強のツール“インサイト”をどのように使えば良いのでしょうか?
実際のところ、インサイトとは最強のツールではありますがそれ自体では何の効果も発揮しません。
先程の例のスパイクやグローブと同じくインサイトもあくまで道具にすぎず、使い方が非常に重要になってきます。
「定量化された数値で自社アカウントの分析を行い、改善策を考案する。」これが基本的なインスタグラム運用の手法ですがその“分析“に用いるのがインサイトなのです。
【分析の具体例】
具体的にインサイトを用いた分析の一例を紹介します。
クーポンをインスタグラムのストーリーに投稿するという運用案を発案されていたパン屋さんがいらっしゃいました。
ある日そのパン屋さんから「クーポンを使ってくれる人がいない」こんなお悩みご相談を受け、インサイトの数値の一つであるストーリー閲覧数を確認したところ、平均閲覧数が30件ほどで総フォロワー300人のうちたった30人しか投稿を閲覧していないという問題を発見しました。
「では、何故投稿を見てくれていないのでしょうか?」結論から申し上げるとこの場合の問題は“投稿時間“にあったのです。と言うのも、インサイトを分析したところ主なフォロワー層が10代から20代前半で学生だと予想できるにもかかわらず、学生が授業などでインスタグラムをあまり開かない時間帯である朝の10時をストーリー掲載時間に固定してしまっていたのです。
その結果、学生がインスタグラムを開く17時ごろにはストーリーが埋もれてしまっていて閲覧数を稼ぐことができていなかったのです。
このような投稿閲覧数が稼げていない要因をフォロワーの年齢層と判断することができるのがインサイトの魅力であると言えます。
基本的に効率的なインスタグラム運用では運用→結果分析→改善案の考案→行動のサイクルをいかに正確かつスピーディーに回せるかが大変重要になってきます。
この結果分析の際に重要になってくるのがインサイトで閲覧できる数値なのです。
そんなインサイトで具体的に注目すべき数値をご紹介していきます
【見るべきポイント1つ目:投稿にリーチしたアカウント数】
“インサイトで注目するべき数値“の一つ目は”投稿にリーチしたアカウント数“です。
「”投稿にリーチしたアカウント数“ってなんぞや?」こう思われた方もいらっしゃるかと思いますので、この用語が指す数値を解説すると、自分のある一つの投稿を見たアカウントの数です。
具体例で説明すると、ある投稿のリーチしたアカウント数が100であれば、100のアカウントが実際に自分の投稿を閲覧してくれていることになります。
注意点として、一つのアカウントで二回以上その投稿を見たとしてもリーチしたアカウントの数は“1“となります。
この数値を用いて投稿を分析すると「フォロワー数に対してどれくらいの人がみてくれているのか」と言う部分の分析が出来て、具体的に「どうやって見てくれるアカウント数を増やすか。」などの具体的な策を考案する助けになると言えます。
【見るべきポイント2つ目:投稿にリーチしたアカウントのフォロワー比率】
“インサイトで注目するべき数値“の二つ目は”投稿にリーチしたアカウントのフォロワー比率“です。
先程の数値と深く関係している数値の一つなのですが、具体的に投稿を見てくれたアカウントの何人がフォロワーで、何人がフォロワーではないのか、を理解できる指標であると言えます。
先程の例で説明すると、ある投稿のリーチしたアカウント数が100で、そのうちのフォロワー数が50ならフォロワーではないアカウント数が50となります。
つまり50アカウントはフォロワーではないが、何らかの媒体を経由して自分の投稿を閲覧してくれていることになり「フォロワー以外の人が投稿に流入してくれた原因を分析する一つの指標になります。」
具体的な利用法としては、「ハッシュタグ選定の良し悪し」などのフォロワー外の投稿流入施策の分析です。何らかの目的があってハッシュタグを選んだとしても、そのハッシュタグがどんな結果に繋がったのかが理解できないとそのハッシュタグの良し悪しを客観的に判断できないでしょう。
ハッシュタグの他にも、インスタグラムでフォロワー以外に見てもらうことを目的した施策の結果を追う際には不可欠な数値であるため、ぜひご覧いただければと思います。
さいごに
「他のインサイトを用いた分析を知りたい」や「インサイトに表示される言葉がよくわからない」のような今回ご紹介した内容に関するお悩みをお持ちの方は是非お気軽にご相談ください。
弊社、FlamingJune合同会社ではInstagramの分析、企画、運用代行を行っております。本日お伝えした内容の他にもInstagramの運用について興味がある方はお気軽にご相談ください。