WEB制作

WEBサイト制作の流れをプロが徹底解説<後編>

前編に引き続き、今回もWEBサイト制作の具体的な流れを解説していきます。

前編をまだご覧になっていない方はこちらの記事をご覧ください

ゴールイメージを明確化!要件定義書〜ワイヤーフレームの作製

サイト制作の企画・会社選びが無事に終了すれば、次に「企画・設計」をWeb制作会社と共有し実際の形になるように固めていく必要があります。

これを書類でまとめたものを「要件定義書」といいます。

これには、制作のプロジェクトの中身が詳しく書かれています。

具体的には

・プロジェクト概要

・システム要件

・大枠のスケジュール

・体制

などがあります。

こちらについてはWeb担当でなければよくわからないこともあるかと思います。ただし、ここでうまく詰められてないと後でうまくいかないといった事態になりますので必ず不明点は聞き全てクリアにする必要があります。

HTMLコードの画像

しっかり共有できれば次にサイトマップの作成です。

実際サイトにどのようなページを作成するかを決めます。

例えば

・トップページ

・会社紹介

・サービスページ

・採用

・お問合せ

・ブログ(更新するページ)

などです。

またこれには作ってしまえば基本はあまり更新しないページとBLOGのように頻繁に更新するページを決めておくことも大切です。

これによって作成ページ数がわかるので大枠のスケジュールから詳細スケジュールが作成でき、作成会社にスケジュール表を提出してもらえます。

また逆にこちらも原稿の用意や写真の用意といった提供しないといけない締め切りが決まったり、それぞれのフェイズでの確認日が決まったりします。

次にワイヤーフレームや画面仕様書といったものを制作会社と作成していきます。

ワイヤーフレームはサイトマップで作成したページにそれぞれどのような情報を載せるのか、どのような構成にするのかという具体的な内容になってきます。

デザイン作業ではなく、どのような写真をのせるのか、どのような文章を掲載するのかといったおおまかな構成になるので、Web制作を依頼する側が色々用意をしたりチェックをしたりしないといけないフェイズになります。

ただ、この設計が甘くなり、デザインやコーディングができてからあれをのせるんだったなどの修正があった場合、大きな巻き戻りによるスケジュールの遅延や契約によっては追加費用が発生する場合もありますのでしっかり考えて作成にあたりましょう。

実制作〜サーバー公開

そして制作会社とワイヤーフレームが作れたら次は実制作です。

実制作には2段階あります。「デザイン」と「コーディング」です。

まずはデザイン制作を始めます。一般的には共通および顔になるTOPページのデザインを作成し、それがOKなら使いまわせる下層ページの作成に入ります。

デザインも後での修正になると工数が発生するのでなんとなく納得していない部分などがあればそこはしっかり伝えていきましょう。

また最近では、サイトを見ている比率が圧倒的にスマホになります。サービスによっては9割を超す層がスマホでみているということもありますので、スマホでのデザインもしっかり重視しましょう。

デザインが終われば次はコーディングです。コーディングとはデザインをWebで表示するための命令を書く(プログラムのようなものです。)作業になります。

こちらについてはそれぞれの文法にルールがあるのでそこをしっかり記述できるかがコーダーの腕になり、SEOにも影響するので、重要なフェイズです。

(文法があっているか、また最近ではノーコードといってコーディングをせず実装する手段もありますがページ読み込みが遅いなどの点でSEOに不利なのもあり同じ表示であってもSEOに影響します)

また、リンクのチェックやAltのチェックなども必要になりますのでこちらも制作会社にしっかりできているか確認をとるようにしましょう。

最終問題がないようでしたらついに本番サーバーで公開です。

ただホームページは作れば誰かがきてくれるわけでなく日々改善する必要があります。そこでアクセス解析としてgoogleアナリティクスや検索ワードなどの分析が行えるgoogleサーチコンソールも設定してもらいましょう。

そして運用は自社で行うのか制作会社で行うのかも大きなポイントです。ただ運用を制作会社が行う場合もどのような事をしてくれるのかをしっかり決め、運用費に見合った内容かをしっかり精査しましょう。

WEBの画像

さいごに

いかがだったでしょうか。

まだまだ詳細はあるのですがこちらWebサイトを行うことになった場合の簡単な流れです。

実際やってみるとこの文章だけでなくもっと細かな作業、取り決めがあるでしょう。また決して安価なものではありませんのでやはりしっかり信用のおける制作会社に依頼するのがよいでしょう。

弊社ではWEBサイト制作はもちろん、WEBにまつわるサービスを展開しています。

WEBに関してお困りのことがございましたら是非弊社にご相談ください。

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